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『レモンと殺人鬼』くわがきあゆ

どんでん返しを演出するために無理やり作ったキャラクターみたいなのがいてなんかスッキリしない。

読んだ直後に思ったことは「韓国ドラマみたい」。

日本のドラマとはまた違った面白さがあるので韓国ドラマは好きなのですが。

意味わからんシーンとか回収されない伏線とか急なラブロマンスとか、これでもかってくらいいろいろな要素を詰め込んで、最後スッキリはしないけどこんな感じで終わるのねみたいな。

二転三転して「?」となる感じが韓国ドラマみたいだなという印象になった。

なので映像で見たら面白いかもしれない。

でも日本のドラマではなく韓国ドラマで。

個人的にはそこは結構重要なポイントですね。

まぁそんな話はいいとして。

なんか主人公の周りに集まってくる人との出会いに偶然が多すぎない?

いくらフィクションとはいえそんなに偶然ばっかりだとねぇ。

偶然って言えばなんでもありになっちゃうのでなんだかなぁ。

しかも「結局何だったんだ?」みたいな人たちだし。

二転三転は確かにしてるけど、騙されるほどのことではなかったと思うのですよ。

騙されたというよりは何だったの?って気持ちの方が強すぎて驚きとかはなかった。

なのでどんでん返しというには疑問符が残る。

逆にそこの伏線なさすぎじゃない?と思ったり。

まったく触れていなかったわけでないはずなのですが。

予想外ではあったけど、あの展開は冷める。

怖いのは得意じゃない私ですが、恐怖すら感じなかった。

記憶があやふやなところもあるけど、もう一度読もうとは思わないな。

唯一感動したところは帯の位置ですね。

おそらく帯の位置を考えて表紙を描いているはず。

たまたまだったらびっくりだわ。

これは偶然じゃないと信じたい。

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この記事を書いた人

読書は好きだけど、年間何百冊も読むタイプではありません。でも好きです。

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